みなみのシュミや日常徒然を好き勝手に書き込む日記ブログです☆

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発掘記念に♪
くふふー。メモリースティック発掘できた記念にまずはひとつお話を置いておきます。
とはいえ、以前サイトやってた時の作品ですが。それでも、また見てもらえると嬉しいかな♪
感想あると嬉しいが期待しない方が吉か。今までもらった事ないし。
しっかし、最初に置くのがこれってどうよ自分(汗)


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皇帝陛下の薬箱

 世の中には不思議な事もあるものである。
 世界中の人、その中でもグローサイン帝国の人々は特にそうしみじみと感じたのだった。
 伝説の天竜が復活したかと思えばいつの間にか消えて、皇帝の側にいた魔女も姿を消した。
 更にいえば宰相もこの度の戦役で失脚し、後ろ盾をなくした皇帝は退位でもするかと大半の人が思ったものだが、そんな事なく戦の後始末を的確に行っているときた。
 まあ元々大人しくはあるが愚鈍では決してない、むしろ聡明な人物だったからある意味納得のできる事ではあったが。
 しかし、二つの点だけは以外としかいいようのない変化があった。
 それは…まずはあんなに体が弱くて薬を服用しなればならなかった筈なのに、いつの間にか必要としなくなっていた事。
 そして次の点こそ何よりも以外で何よりも大きな変化だった。
 あの皇帝が、まだまだほんの少年として「幼帝」とまで揶揄されている彼が一人の少女を皇宮に迎え入れたのだから。
 当然周囲は猛反発をした。何しろその問題の彼女は貴族の令嬢や他国の姫君でもなかったから。
 それどころかどこの誰なのかもはっきりとしない。
 どこの馬の骨かもわからない、それどころか皇帝の命を狙う刺客ではないかという声に連れて来た皇帝は、「彼女は天使だよ」の一言で片付けてしまっていた。
 そんなこんなではあるが、今のところ特に大きな問題もないので納得していない面々も引き下がるしかなかった。

 これだけなら「めでたしめでたし」で終わりそうなのだが…。

「陛下、陛下!」
「うん?どうかしたのか?」
「どうしたかではありません、姫さまが…」
「え?彼女が何か?」
「せめて立ち居振る舞いくらいはまずマスターしてもらいたいと思って特訓をしているのですが…」
「しているが…?」
「長い裾を踏んで転ばない方が珍しいくらいで、なかなか効果が上がらず…他にも……」
「………」
 翌日、彼の薬箱に頭痛薬が追加された。

「ねね、エンちゃん」
「うん?」
「確か今日は忙しくないって言ってたよね?」
「うん、そうだけど?」
「じゃあね、遊びに行こうよ!いっしょに♪」
「一緒に?…そうだね、行こうか」
「うんっ!!」
「……そ、そろそろ戻らない…かい?」
「えっ?もう?うみゅう…もっといっぱい行きたかったのに」
「こ、今度のため…に…とっておこう、よ…」
「にゃあ…うん。じゃあ帰ろ?」
「う………うん…」
 翌日、薬箱の中に湿布薬が入った。

「…ふう、そろそろ休もうか…うん?誰だ…どうしたんだい?こんな夜中に」
「うん…あのねエンちゃん…」
「?」
「いっしょに寝てもいい?」
「…え?いいいやそのそれは…それって…な、何でまた!?」
「今日ね、みんなが恐い話するんだもん。一人じゃ恐くて寝られないよぉ…ここにくるまでだってすっごく恐かったし…うみゅ…」
「し、仕方ないな…わかった。いいよ」
「うんっ!ありがとうっ!!」
「……眠れない…予想はしていたけど……私の気も知らないで。すぐ横で幸せそうな寝息を立てられるのは、思い切り精神的によくないんだけどな…」
 翌日、早速睡眠薬が薬箱の中に足された。

「エンちゃん、エンちゃん」
「なんだい?」
「あのね、『およつぎ』ってなーに?」
「………!」
「にゃ…ど、どうしたの?お茶吹き出しちゃうなんて…大丈夫?」
「い、いや…ところで…そんな言葉、どこで聞いたんだい?」
「えっ?う~んとね…今日の勉強の時に先生が言ってたんだよ?」
「そうか…(明日呼び出しておかないとな…)い、いやそのうちわかると思うから…今慌てて知る必要はないよ、うん」
「そうなの?」
「うん、そう」
 …彼の常備薬の中に胃薬が追加されたのはいうまでもない…。

 体は健康体になっても、様々な薬物が手放せない彼の寿命は延びたのか縮み中なのか…。
 それこそ神のみぞ知る、といったところである。
 ………合掌。
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「基本的に会話のみで話を進めてみたい!」という欲求で作った話です。ED後のひとつ…という事で。お約束のエンv天なのです♪これは皐月の君に差し上げたお話だったりしています☆

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